Python で JSON の読み込み

ここでは Python で JSON ファイルや JSON 文字列を読み込む方法についてご説明します。

JSON から Python オブジェクトへの変換表

JSON 文字列から Python オブジェクトに変換するには json モジュールを使って行うことができます。

デフォルトで JSON からの変換がサポートされているオブジェクトは以下のもので、それぞれ次のように変換されます。

JSON 文字列を Python オブジェクトに変換する

Python で JSON の文字列を Python のオブジェクトに変換するには、json モジュールの loads() 関数を使って行うことができます。

例えば、次のような JSON の文字列を Python の辞書オブジェクトに変換したい時は、次のようにできます。

import json

student_json = '{"name": "Suzuki", "age": 15, "gender": "male"}'

student = json.loads(student_json)

print(student_json)
print(type(student_json))
print(student)
print(type(student))

実行結果は次のようになります。 print() すると同じようにみえますが、型を確認すると、student の型が dict（辞書）になっているのがわかります。

JSON の文字列が不正で変換できなかった場合は JSONDecodeError のエラーになります。

JSON ファイルから Python オブジェクトに読み込む

Python で JSON ファイルからデータを読み込むのと同時に Python オブジェクトに変換するには json モジュールの load() 関数が使えます。

load() 関数の必須の引数は「データを読み込むファイルオブジェクト」のみで、変換した Python のオブジェクト返します。

例えば、次のような student.json ファイルを読み込んで Python のオブジェクトに変換したい時は、次のようにできます。

import json

with open("student.json") as f:
    student = json.load(f)

print(student)
print(type(student))

実行結果は次のようになり、student.json に保存されていた JSON の文字列を読み込み、Python の辞書オブジェクトに変換できました。

こちらも、ファイルの中の JSON の文字列が不正で変換できなかった場合は JSONDecodeError のエラーになります。

以上、Python で JSON ファイルや JSON 文字列を読み込む方法についてご説明しました。