Python のデータ型変換
ここでは Python のデータ型変換についてご説明します。
Python でデータ型を変換する
プログラムを書いていると、データ型を変換したい時が出てきます。
例えば、数字を文字として扱いたい時や、文字列になっている数字を、数字として扱いたい時などです。
Python では、データ型の「コンストラクタ」というオブジェクトを生成する時に呼び出される関数をつかって、型を変換することができます。
int 型に変換したい時は int() という関数に整数にしたい値を渡すと、整数になった値が返ってきます。
"123" という文字列を整数に変換して、type() 関数をつかって、データ型を確認してみましょう。
value = int("123")
print(type(value))
実行結果は次のようになり、"123" という文字列が int 型に変換されているのがわかります。
float 型(浮動小数点数)から int型(整数)に変換する時は、四捨五入ではなく、切り捨てされるので、使う時にはご注意くださいね。
例えば、1.6 を int 型に変換すると 1 になります。
value = int(1.6)
print(value)
実行結果です。
1
int() に渡した値が整数に変換できない場合はエラーになります。
試しに文字列を ”123” から "ABC" に変更して、実行してみましょう。
value = int("ABC")
print(type(value))
実行結果は次のようなエラーになります。
Traceback (most recent call last):
File "/Users/user1/Src/Python/hello.py", line 1, in
value = int("ABC")
ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'ABC'
同じような感じで、浮動小数点数に変換したい時は float()、文字列に変換したい時は str() などを使ってデータ型を変換することができます。
先ほどのように、変換できない値を渡してしまうとエラーになるのでご注意くださいね。
以上、Python のデータ型変換についてご説明しました。